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生活習慣病

コラム
生活習慣病

生活習慣病とは、暴飲暴食、運動不足、不規則な生活などが原因でおこる、高血圧症、糖尿病、高脂血症、肥満などの病気の総称です。生活習慣病は、多くの場合、適切な生活指導や治療によって改善されますが、症状が少ないために放置されていることが多いです。狭心症、心筋梗塞などの心臓病や脳梗塞などの動脈硬化性の病気の予防にも、これらの生活習慣病のコントロールが大切です。

高血圧症

(1)高血圧症

高血圧の治療ガイドラインでは降圧目標は、若年・中年者では130/85mmHg未満、糖尿病や腎障害合併例では130/80mmHg未満とされています。確かに、糖尿病・高脂血症などをコントロールすることも重要ですが、血圧が高いのを放置している方や、コントロール不十分の方は、心臓病・脳卒中などを発症しやすい印象があります。したがって血圧はしっかり下げるようにして下さい。

また、家でも医療機関でも血圧が高い方、医療機関で測定した時だけ高い方(白衣高血圧)、逆に医療機関では正常なのに、それ以外では高い方(逆白衣高血圧)などいろいろな方がおられると思います。白衣高血圧・逆白衣高血圧も未だ有害か無害かは確立されていないため、一度でも血圧が高いと言われたことがある方は、心がけて血圧を測定するようにして下さい。

最近の10年間の医療のレベルは飛躍的に進歩しています。循環器の分野でもいろいろな臨床研究がされており、高血圧の治療も単に血圧を下げるだけの治療ではなく、その人の持っている合併症や血圧変動パターンから、その状態にあった薬剤を選択するようになってきています。

糖尿病

(2)糖尿病

食生活が豊かになったこともあり、いまや糖尿病患者は600万人、予備軍は1200-1500万人と言われています。

糖尿病は、それ自体が悪化して血糖値が高くなり、命を落とすことはまれです。なによりもこわいのは合併症で、心臓病や脳梗塞などの動脈硬化性の病気を引き起こすのはもちろんのこと、最悪の場合、糖尿病性網膜症から失明、糖尿病性腎症から人工透析、糖尿病性の下肢潰瘍・壊疽から下肢切断ということにもなります。

したがって、食事療法・運動療法に加え、必要に応じて経口剤・インスリンなどの薬物療法を使用して、わるくても、空腹時の血糖値で130mg/dl、HbA1cで6.5%未満にコントロールするようにして下さい。

高脂血症

(3)高脂血症

総コレステロールの正常値は130-219mg/dlぐらいと言われていますが、最近では他に病気がないのなら、ここまで厳格に下げる必要がないとも言われています。ですから、総コレステロールだけが少し高く、220-250mg/dlぐらいの方なら、まず甘い物(甘い物と総コレステロールは密接な関係があり、甘い物を控えるだけで、総コレステロールが下がる方は多いです。)・脂物を控える食事療法、運動療法を行って下さい。

またHDLコレステロール(いわゆる善玉コレステロール)は高ければ高いほどいいので、HDLコレステロールが100mg/dlを超え、総コレステロールが270mg/dlぐらいなら食事療法・運動療法で十分です。

最近では、中性脂肪も心臓病や脳梗塞などの動脈硬化性の病気を引き起こすと言われています。特に中性脂肪は食事療法・運動療法によく反応します。それでもコントロール不十分の方は薬物療法を行って下さい。

これら生活習慣病に対する食事療法・運動療法は、長続きしなければあまり意味がありません。食事療法としては、果物・おやつ・ジュース(缶コーヒー)・コーヒーや紅茶に入れる砂糖などまずは身近にふれる甘い物、パンにぬるマーガリン・バター・肉の脂身・天ぷら・揚げ物など脂物を減らすことから始めて下さい。運動療法としてはウォーキングが一番良く、できる限り毎日、無理なようでも週に3-4日は、30-60分歩くように心がけて下さい。(年齢にもよりますが、少し汗をかくぐらいのスピードで、独りで歩くのが理想的です。)

これら食事療法・運動療法を行ってもコントロール不十分の方や、忙しかったりして食事療法・運動療法ができない方は、薬物療法が必要ですので、一度受診して下さい。

ただし、よく患者さんから“お薬を飲み始めたら、一生飲まないと駄目ですよね?”と、聞かれます。(なぜか高血圧症の薬が一番多いです。)そんなことは絶対にありません。退職・転職などを機に、また加齢や閉経などを機に、疲れ・ストレスから解放されたり、体調の変化などで薬を減らせたり、やめたりすることはできます。大切なことはその後も定期的に医療機関に受診することです。